先進国株式のインデックスファンドについて再確認してみる_2018年11月
- 2018.11.10
- インデックス投資
- DCニッセイ外国株式インデックス, ETF, MSCIコクサイ・インデックス, NISA, SBI証券, インデックスファンド, インデックス投資, 先進国株式, 投資信託, 株式, 確定拠出年金, 証券会社, 資産運用, <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド, eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

インデックスファンドの選択肢がどんどん増えているし、既存のファンドが信託報酬を下げることもあります。言うまでもなく、インデックスファンドのコストは安い方が良い。
インデックス投資家として、年に一度くらいは最新の情報を収集しておこうと思います。
まずは、先進国株式のインデックスファンドについて確認してみます。
先進国株式のインデックスファンドとは
先進国株式のインデックスファンドとは、日本を除く主要先進国の株式に投資するファンドで、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すものです。日本ではMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託、ETFが多く作られています。特にここ数年は、雨後の竹の子のように各資産運用会社から新商品が発表されています。
※日本を含む主要先進国を対象とするFTSEディベロップド・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動するインデックスファンドもありますが、日本を含んでしまうこと、ファンド数が少ないことなどから、この記事では対象外とします。
MSCIコクサイ・インデックスとは
MSCIコクサイ・インデックスとは、MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する日本を除く先進国の株式を対象とした指数です。この指数は1986年3月31日に算出が開始されており、日本を除く先進国株式投資の物差し(ベンチマーク)として使われています。
MSCIコクサイ・インデックスは、MSCI社が先進国と認定する23ヶ国から日本を除いた以下22ヶ国の大型株・中型株約1,300銘柄で構成されています。
MSCIコクサイ・インデックス構成国
米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アイルランド、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、ポルトガル、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル
MSCIコクサイ・インデックスは、上記の通り22ヶ国もの株式によって構成されていますが、国別の比率では米国が全体の約65%を占めています。
MSCIコクサイ・インデックス国別比率
米国 65.5%
英国 7.1%
フランス 4.5%
ドイツ 4.0%
カナダ 3.7%
他 15.4%
先進国株式インデックスファンドの比較とおすすめ
本当に無数に存在しますので全ては書ききれませんが、インデックスファンドを選ぶ基準として大切な信託報酬の低いファンドTOP5を紹介します。また、参考情報として純資産と設定日も記載しておきます。
ファンド名 | おすすめ | 信託報酬 | 純資産(百万円) | 設定日 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ★★★★★ | 0.11772%以内 | 102,212 | 2013/12/10 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | ★★★★★ | 0.11772%以内 | 24,861 | 2017/2/27 |
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) | ★★★ | 0.2052% | 1,677 | 2016/9/8 |
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) | ★ | 0.2052% | 72 | 2017/11/24 |
たわらノーロード 先進国株式 | ★★★ | 0.216% | 27,852 | 2015/12/18 |
Smart-i 先進国株式インデックス | ★ | 0.216% | 360 | 2017/8/29 |
ここ数年に出てきたファンドばかりで歴史の全くないラインナップですが、これが日本のインデックスファンドの実情ですね。ただ、投資対象としては歴史がなくても100億円以上の純資産があれば全く問題ないと思います。
おすすめファンドは、ずばりニッセイとeMAXIS Slimの2本です。正直どちらを選んでも良いと思います。
保有中の先進国株式インデックスファンド
私が保有している先進国株式インデックスファンドは、以下3本です。
ファンド名 | おすすめ | 信託報酬 | 純資産(百万円) | 設定日 | 投資額(円) | 評価額(円) |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ★★★★★ | 0.11772%以内 | 102,212 | 2013/12/10 | 5,164,863 | 13,185,199 |
SMT グローバル株式インデックス・オープン | ★ | 0.54% | 65,166 | 2008/1/9 | 823,050 | 1,148,527 |
DCニッセイ外国株式インデックス | 確定拠出年金向け | 0.20412% | 17,838 | 2015/3/31 | 979,450 | 1,132,694 |
TOP5で紹介したファンドが登場する前から先進国株式インデックスファンドに投資をしていたため、当時最も低コストだったSMT グローバル株式インデックス・オープンが主な投資対象となっています。
SMT グローバル株式インデックス・オープンは利益が積み上がっており、売却して他の低コストファンドに切り替えると税金をガッポリ取られてしまいますので、このまま保有することにしています。
今はニッセイ外国株式インデックスファンドで積立をしています。
DCニッセイ外国株式インデックスは、確定拠出年金向けの商品です。確定拠出年金向けの商品の方が元々は低コストだったのですが、一般販売しているファンドの方が熾烈なコスト競争のおかげでいつの間にか低コストになっています。
今後積み立てていく先進国株式インデックスファンド
私の資産運用の幹となっている先進国株式インデックスファンド。
私の資産のうち、27%を占めており、最も大きい資産クラスです。
今後も先進国株式インデックスファンドへの毎月の積立を止めることなく継続していきます。
今回この記事を書きながら、今後の積立対象となるファンドを探していましたが、以下2本のファンドを対象とすることにしました。
NISAや特定口座で積み立てるのは、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」。
確定拠出年金では、「DCニッセイ外国株式インデックス」です。
★twiterではブログ更新情報、資産運用、金融ネタ、時事ネタつぶやいてますのでフォローお願いしますー★
フォローする@maajanipen
-
前の記事
2018年ふるさと納税_佐賀県太良町から「中西農園の2年に一度の輝き 10kg(みかん)」が届いた! 2018.11.08
-
次の記事
先進国債券のインデックスファンドについて再確認してみる_2018年11月 2018.11.11